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「ひまわり」と呼んでいた親友が、優しく照らすという名前をもらって旅立った。


あまりに突然の知らせに理解が出来なかった。
ご実家が遠く、私が帰郷の時は彼女も帰郷だから、
「なかなか会えないね」と言っていたのだけれど、嘘だったと知った。
体がしんどくて、親やたった一人の妹にもほとんど会っていなかったらしい。

どーして、どーしてと思いながら初めて新幹線を乗り継いで帰郷。
全国的に大荒れに荒れるでしょうという天気予報が嘘みたいに晴れた。

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通夜と葬儀。
涙が堪えきれないご主人と、気丈に振る舞う友達にそっくりな10歳の女の子。

近くにいた友達にもほとんど会っていなかったと知り、どーして、と思ったけれど、
時間が限られていると知った時、愚痴や弱音を吐く時間は無いし、吐いてもどうしようもない。

彼女は大切な時間を、本当に本当に大切な人と過ごしたのだと感じた。
そして、とても幸せだったのだと感じた。

葬儀から戻って少しして、色や画像が鮮明に思い出せる夢を見た。
パステルカラーの温かい空気の中を笑顔の友人が何度も何度も下から上へと移動する。
起きてカレンダーを見たら、初七日の翌日。楽に川を渡ったと知らせに来てくれたとしか思えなかった。


自分に何が出来るかずっとずっと考えたけど、何も出来ない。
帰り際、彼女の妹が「忘れないでね」と言った。
もちろん忘れられる訳など無いのだけれど、
この景色を見たら強く思い出すと思う。


ヨガでは、身体は魂の乗り物、肉体に終わりはあるけれど魂には無い、と教わる。
思い出すということは、私の中にも彼女の魂がいるということなのかもしれない。
初めて少し私なりに理解出来たような気がする。


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by ama7869 | 2016-02-14 07:40 | 思うこと・感じたこと

写真とつぶやき


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