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卯の花

子供の頃は何とも思わず普通に食べていた。
意外に手間がかかっているけれど、そうは見えないおかず。

久しぶりに炊いたおから。普段の食卓にこういうのが一品あると何だか締まるなー。

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艸田正樹さんの『あたたかい雨』。ずっと憧れていてやっと手にした、本当に美しい硝子。

おからには脳の記憶力を高めるレシチンが豊富に含まれているらしい。積極的に食べねば(ー_ー;)







卯の花_f0222387_11305883.jpg公私も無く忙しく働いていた頃、
それはそれでとても充実していたし楽しかった。

たいてい、金曜の夜は宴会(カフェ)があり、
終われば土日の結婚式の準備をし(花屋)、
日付が変わる頃におむすびなんか食べちゃって、
寝たと思ったら3時には起きて、結婚式本番。
一段落した午後、ホテルの菓子パンを頬張って、
月曜から始まるお店へ生け込み。
終わったら、月曜からのカフェのランチの準備。
遠くに呼んでもらって講師なんかもさせてもらって、
本当に有り難かったなーと思う。

でも、今思うと信じられないくらい不規則で、
料理教室なんかしてたのに、
自分の食事が一番おろそかで酷かったなー。

厨房の椅子や車の中、何処でも寝れると思ってたけど、
いつでも寝不足だっただけのことかも。


友達に『週刊ボロ雑巾』と呼ばれたくらい、
ボロボロだったんだろうと思う。
しかし、酷いあだ名だな(ー_ー;)



前夜の残りのキャベツの千切りはコールスローサラダに、
中途半端に残った豚肉に紫蘇を巻いてフライに、多めに炊いた卯の花をコロッケにしてお弁当に。

あらためて立派なおかずを作ってはいないけど、毎日作っているから出来ること。
たいしたことはしていないけど、『生活する』ってこういうことなのかも、と思う。

上手く言えないけど、半返し縫いみたいに、少し戻りながら進む、良い連鎖。


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by ama7869 | 2012-05-23 13:06 | 美味しいもの

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